Duenn×Akihito Takuma 視×点

Sep 21 Sat-Sep 28 Sat, 2019
Yoshiaki Inoue Gallery 3F

詫摩昭人は、描いた油彩画の絵具の乾かぬうちに大きな刷毛で一度だけ上から下に擦る動作で二つとない作品を作り上げます。それは自身のインスピレーションから新しいサウンドを作り続けるDuennの一期一会の姿勢とリンクしました。意気投合した二人は、詫摩が描いたCDサイズの油彩画28点それぞれにDuennがイメージしたサウンドを1曲ずつ作り、絵画をジャケットにしたサウンドCDパッケージを制作しました。
展覧会タイトルの視×点とは、点を全体として捉える、2人の共通の認識から来た造語です。会場には、Duennの曲が流れ、静寂ながらざわめきを感じる空間を生み出します。

Duenn:福岡在住。エレクトロニクス/コンポーザー。必要最小限の機材でミニマル的な作品を制作。ベルギーの実験音楽レーベルEntr’acte、大阪のスローダウンRECORDを始めとする国内外のレーベルより多数の作品をリリース。2017年よりMerzbow、Nyantoraと共にエクスペリメンタルユニット「3RENSA 」を結成。Nyantoraとアンビエントイベント「Haradcore Ambience」共催。

:1966年熊本生まれ、相模原市在住。 現代美術家、現在、和光大学教授。90年初頭より活動を開始し、初めはコンセプチュアルな作品を、2004年からは、横幅2mの刷毛で一気に 仕上げる油彩の作品を制作している。修正不可能な一度限りの美を追求する。