ロバート・クシュナー/Robert Kushner -New Drawings-

2010.10.9sat.-30 sat.

1949年カリフォルニア州パサデナ生まれ。
布を主な素材として用い70年代後期にニューヨークで始まった美術造形運動「パターンペインティング」の代表的作家。
90年代からは「生命」をテーマに主に「花」を制作。今展では「人物」を中心に、また布ではなく古い楽譜や記事などをコラージュした紙に、独自の自由奔放な描線で描かれた新作ドローイングをご紹介致します。

David Fokos -Land Scape-

撮影を始めて30年近くなります。
私の撮る作品の印象は、見たそのもの、というより私の心の目で捉えたもの、と表現した方が近いでしょう。
各地での、真髄を表現した作品を、皆様に観ていただきたく思います。

私は、日本の伝統的美学に興味があり、作品にもその影響があります。
大学で、日本の芸術、映画、俳句を学び、特に、短い言葉で奥深い表現をする俳句からインスピレーションを受けています。
もちろん、自身が俳句の心を理解して表現しているわけではありませんが、私の作品には、俳句の心と類似点がある、と思っています。

様々な写真撮影を試みた結果、15年ほど経ってから、この撮影方法にたどり着きました。
そのとき、この俳句の心に似た美学を、自身が理解したように思います。

私の作品を観ていただくとき、その経験を皆様とシェアできれば幸いです。

デービッド フォコス

田島弘庸 /Hirotsune Tashima -Organic Banana-

ここ数年来有機農業やオーガニックフードが見直され、生活に取り入れる人たちが増えてきました。だからといって、オーガニックのチョコレートをはじめとするお菓子、缶詰、パックなどの加工食品、果てにはお酒、タバコ、なんて、冗談にしかならない様な物までありますが、あまり神経質になり過ぎて本末転倒になるのもこっけいです。ここにいる人達は栄養価も高く、今ではとても身近な「バナナ」を上手に生活に取り入れる人たちです。彼らこそ今の複雑な世界を少しだけこだわり、そして物事の良い面を見つめながら日々を過ごしている私であり、あなたです.
「揺り籠から墓場まで」の言葉で表されるように、いろんな状態の人々を再現しました。

私の作品は日本やアメリカの社会の風潮を注意深く見て、それを作品に再構成します。鏡を通して再構築されたそれらのものは私の内面を通過し、外面を利用してセルフポートレイトになり、バナナピープルになりました。私が土を練り、たたらを使って何度も焼き上げたバナナピープルは、私達の目から見たこの社会です。

北川宏人 Hiroto Kitagawa – New Work 2010 –

今展では新作6点を含む約10点を展示。
初日から国内外のご来廊ありがとうございました。

89年から08年までの作品を収録したカタログを刊行致しました。
ご希望のかたはお問い合わせください。
HIROTO KITAGAWA 1989-2008
¥3000