井上廣子/Hiroko Inoue -Being in the Face + 交差するまなざし-

October 17 Fri, – Nobember 8 Sat, 2025


井上廣子は30年以上にわたり、社会の中で弱者として孤立し、隔離され、孤独のなかにある人々の心に寄り添う作品を制作してきました。
本展では、国家間の対立や危機的状況から祖国を離れ、ドイツで難民として暮らす女性たち(アフガニスタン、シリア、アフリカ、ウクライナなど)と信頼関係を築いた上で撮影したポートレートを発表します。プリントの表面にはワックスをかけ、さらにクラック効果を施すことで、彼女たちの存在をより象徴的に浮かび上がらせています。
不安定な状況にある彼女たちが言葉では語り尽くせない絶望や、生への希求、そして過去の痛みから歩み出す力を宿した新作群は、象徴的な小屋のインスタレーションとともに展示されます。

井上廣子展覧会情報/information of Hiroko Inoue Exhibition

現在渡独中の井上廣子より展覧会のお知らせです。
これまでドイツでの活動で撮り溜めた写真がムルハイム(ルーア市)の市庁舎ホールで展示されています。今回のポスターでも使われているようにここ数年、彼女は難民キャンプの取材を始めていて報道取材とは異なる女性や子供たちに寄り添う形の活動は広く認知されています。この展示もムルハイム市及びアフリカ、アラブ、ウクライナ、ドイツ人達の厚いサポートを受けたプロジェクトです。

井上廣子/ Hiroko Inoue
Wir haben unsere Geschichte (私達には私たち固有のストーリーがある)

 

会期/Date:6.10 mon. – 7.8 mom. 2024
会場/Venue:Historischen Rathaus (Muelheim, Ruhr)

井上廣子/Hiroko Inoue「Being the Stream」

June. 2 Fri. -June. 24. 2023

アーティスト井上廣子は写真やビデオで≪人間の意識の奥深くにある心の傷≫に関する作品の制作をしてきた。今、現代の目撃者として≪人間、文明、自然≫の緊張関係に関心を持って作品制作をしている。気候変動やパンデミックにより浮上し、グローバルな消費主義に向けられたこの緊張関係は劇的な転換点にある (Daily Mirror紙より)
今展では、写真とビデオでこのトピックにアプローチします。

Die Grosse 2019

ドイツを拠点に活動している井上廣子がデュッセルドルフのクンストパラスト美術館で行われているグループ展「Die  Grosse  2019」に参加しております。
Hiroko Inoue is participating in the group exhibition.

“Die Grosse 2019”
 Museum kunst palast 6/30~8/4
https://diegrosse.de/