Takesada Matsutani & Kate Van Houten – New Prints

September. 4 Mon. – September. 26.Tue. 2023

元具体美術協会のメンバーであった松谷はパリを拠点に半世紀以上にわたる活動をしており、ボンド(ビニール接着剤)を流し盛り上がったキャンバスを鉛筆で黒く塗りつぶす作品が松谷の代名詞となっています。
また、松谷は版画にも力を入れて制作しており、1967年にイギリス出身の銅版画家S.W.ヘイタ-がパリで運営する「アトリエ17」という版画工房に入り、銅版画を学びます。その時期にケイトと出会いともに版画を制作します。1969年の後半頃からはシルクスクリーンの制作も行い、1970年にアトリエ17を辞してパリ14区のモンパルナスに自らの版画工房を作り、スペイン国際版画展をはじめポーランドのクラコウ版画ビエンナーレなど、数多くの国際版画展で入賞しています。
今回の新作版画はケイトと共にパリのモレ版画工房で制作しています。
松谷の精巧な技術と版画に対する深い造詣が作品にどのように反映されるのか、そしてケイトの繊細な表現力がどのように対話するのか、今展は両アーティストの個性と才能をご覧いただく良い機会となるでしょう。

吉原通雄 / Michio Yoshihara collection

May 13 Mon-June 8 Sat, 2019

吉原通雄(1933-1996)は関西学院大学在学中の1954年に父の吉原治良が代表を務める具体美術協会(略称「具体」)の結成に参加。1972年に同協会が解散するまで会員として活動しました。
今展では1961年に発表した「砂の山」の再制作作品を添え、具体時代に制作したキャンバス作品を中心にご紹介させて頂きます。

Sadamasa Motonaga/ 元永定正展

Sadamasa Motonaga

March 26 – April 21, 2018

元永定正(1922-2011)
1955年に吉原治良の誘いにより前衛美術グループ「具体美術協会」に参加。ビニールに着色した水を入れて樹の枝から吊るす《作品(水)》や煙を用いた舞台上のパフォーマンス作品などを発表。1958頃より日本画の「たらし込み」の手法に着想を得て、偶然性を活かした絵画作品によって注目され、欧米のアンフォルメル運動と連動して国際的な活動を行った。

1966~67年のニューヨーク滞在を経て、エアブラシとアクリル絵具を用いる技法で新境地をひらく。軽快な色彩とユーモラスな抽象形態によって「ファニー・アート」と呼ばれる独自の世界を確立した。また、椅子、オブジェ、タぺストリーのデザイン、絵本の制作など、幅広い創作活動を行っている。

今展では60年代の具体時代の作品から2000年代の作品まで幅広い年代の作品約12点を展示します。