6/9 fri-7/10 mon
自然の中にある人工物を大型カメラで捉え、独自の風景写真を発表してきた柴田敏雄。今展では4年ほど前にベルギーの建築家、ローラン・ネイ氏から彼自身の設計した「橋」を被写体として撮影ほしいとの依頼を受けて撮りはじめたシリーズを、関西では初めてのご紹介となります。
この今までとは異なる方法論で撮影された作品群8点と別室で大型写真を含めたB&Wの展示も行います。
ヨシアキイノウエギャラリー
6/9 fri-7/10 mon
自然の中にある人工物を大型カメラで捉え、独自の風景写真を発表してきた柴田敏雄。今展では4年ほど前にベルギーの建築家、ローラン・ネイ氏から彼自身の設計した「橋」を被写体として撮影ほしいとの依頼を受けて撮りはじめたシリーズを、関西では初めてのご紹介となります。
この今までとは異なる方法論で撮影された作品群8点と別室で大型写真を含めたB&Wの展示も行います。
12/16 fri-27tue、1/10 tue – 31tue
Yoshiaki Inoue Galleryでは、12月16(金)より 「 岡本啓 -fiction- 」展を開催いたします。
岡本は2004年以降、写真現像技術を用いて印画紙上に像を描き出す独自の手法(=photo brush)を用いた作品を発表。色彩豊かなその作品群はデジタル加工ではなく、ほぼ全て暗室内での手作業で制作されている。
「嘘は人間の発明品だと思う。写真という、さも真実げなものの嘘らしさはつまり、写真が造形表現であることの証明だ。宇宙人や幽霊だってそれは〈表現〉してしまう。」fictionと題された今展では、写真の作為性を掘り下げ、新たな表現を展開していく。
この機会に是非ご覧下さい。
オープニングでは、加藤義夫氏をゲストに迎えトークイベントを行います。
皆様ぜひご参加下さい。(事前申込み不要)
16日(金)
17:00-18:00 ギャラリートーク/
ゲスト:加藤義夫(キュレーター/美術評論)
18:00-20:00 レセプション
10/17 mon-11/5 sat
1992年より日本、ドイツ、オーストリアを中心に現代美術家として活動。1995年の阪神・淡路大震災の経験を契機として隔離された人間の心の痛みや、人と人を隔てる境界をテーマに作品を制作。世界各地の精神科病棟など隔離された施設の窓をモチーフとした写真作品で高い評価を得る。
今展では2014年から取り組んでいる水をテーマにした写真と映像作品を二つの展示空間を使って発表し独自の視点で人の存在意義を問いかけます。
オープニングでは、加須屋明子氏をゲストに迎えトークイベントを行います。
皆様ぜひご参加下さい。(事前申込み不要)
17日(月)
17:00-18:00 ギャラリートーク/
ゲスト:加須屋明子(京都市立芸術大学 美術学部 教授)
18:00-20:00 レセプション
5/18 fri-6/18 sat
平久弥は近年地下空間やエスカレーターなどを、自らの写真に忠実に描くフォトリアリズムの手法で制作してきた。
写真の客観性を持って描かれた作品は、かつて自分が見たかもしれない風景としての記憶を呼び起こす。
今展では東京の都市空間を独特のアングルで切り取り精密に描いた新作を中心にご紹介します。
7/18 sat-8/25 tue
柴田敏雄は自然の中にある人工物を大型カメラで捉える独自の風景写真を発表しています。2005年以降、新作の発表では白黒写真からカラーへと展開していますが、この度、カラーでの代表的な作品となった「大川村(2007)」を含む作品集「The Red Bridge」がフランスのiki社から刊行されます。
本展では収録されている作品を中心に、40 x 50インチの大判から20 x 24 インチの作品を約12点展示致します。
4/12 sat-5/10 sat
このたびYoshiaki Inoue Galleryでは、
「井上廣子展 -Are they still here- 」を開催いたします。
井上廣子は1992年より日本、ドイツ、オーストリアを中心に現代美術作家として活動。
1995年の阪神・淡路大震災の経験を契機として隔離された人間の心の痛みや、人と人を隔てる境界をテーマに作品を制作。世界各地の精神科病棟など隔離された施設の窓をモチーフとした写真作品で高い評価を得る。
今展2階の〈Mori:森〉では、日本とドイツの森を通して自然の驚異や圧倒的な力、自然の光と影、生と死の循環を表現、人々がどの様に自然と共存し、次代に何を伝えて来たのか、森の記憶を通して未来へのメッセージを発信する。
3階の〈Omni-Presence〉では第二次世界大戦後、経済成長を追い求める消費社会のなかで、日独両国の忘れ去られていく人々の生活の場や魂の軌跡を作品として制作。窓一枚の境界を通してどのように他者を理解し、どのように繋がることが可能なのかを問いかける。
オープニングでは、長期にわたり井上の作家活動を知る出原均氏をゲストに迎えトークイベントを行います。皆様ぜひご参加下さい。(事前申込み不要)
12日(土)
17:00-18:00 ギャラリートーク / ゲスト:出原均(兵庫県立美術館 学芸員)
18:00-20:00 レセプション
5/10 fri-5/31 fri
衣類に残る命の痕跡、時の痕跡。その出会いに心奪われ、古着の白いシャツを集め始めた。知人から、フリーマーケットで、リサイクル業者を通して。数千枚にのぼるであろう衣服を糊で固める。
空間に展示する。内包されたものが空間に放たれる瞬間を待つ
1972 兵庫県生まれ
1995 京都大学教育学部教育心理学科卒業
2006 文化庁新進芸術家海外留学制度派遣研修員としてイギリスにて研修
2007 ポーラ美術振興財団在外研修員としてイギリスにて研修
昨年の展覧会
「吉本直子 Reflection Spaceー鼓動の庭/ APMoA Project, ARCH vol.1」
(愛知県美術館)
「吉本直子・久保健史・浅田暢夫展ー内包の布・空間の石・存在の写真」
(姫路市立美術館)
7/7 Sat-28 Sun
岡本啓(おかもと あきら)
1981年大阪府生まれ。
2004年大阪芸術大学美術学科卒業
カメラで撮ったフィルムからだけではなく、直接手作業でフィルムに模様を描くなど独自の手法で多様な写真作品に取り組んでいる。
今展では、新作”display”を含む約15点を展示。
<岡本コメント>
手に触れられるものが現実だと思っていたけれど、最近はどうやらそうでもないらしい。
幽霊も動物も戦争も月面も、頭の中の信号にしてしまえば全部いっしょくたである。子供の時に読んだ本に、未来の人間の姿として、頭と目のでっかい生き物が描かれていてぞっとしたものであったが、ある部分ではすでにああなっているんじゃないか。
一度、頭の中の世界を外側に出してみる必要がある。
4/6 Fri-28 Sat
柴田は自然の中にある人工物を大型カメラで捉える独自の風景写真を発表している。コンクリートで固められた山肌や大量のコンクリートと鉄骨で作られたダムなど普段は自然の美観を損ねる対象としてしか扱われない風景から意外な美しさを発見し、美しさとは何かを改めて問いかけてくる。
今展のタイトルは「WONDERS」。写真には現実にあるものを撮っても非現実に見えるという側面があり、これもいくつかある柴田のテーマである。
今展ではカラー、モノクロームとも大型写真を中心に15点ほどを展示致します。
2011.3.11.fri-30.wed
韓国の名門、弘益大学を2009年に卒業した若い画家、 オ・スジンの肖像画は現代的なクローズアップの顔を描いているが、アメリカ現代美術やドイツ写真とはひ と味違った独自な視点を感じさせる。
オ・スジンのモチーフとなる人物は、インターネットや雑誌 から選び出され、本人とは何ら関係のない人たちと聞く。オ・スジンは語る「私は実際には彼らを知らず、彼 らも私を知らない。私たちの間にはマスメディアだけが存在する。だから私の絵は非常に軽い」と。また「私 の絵はどんな問題意識を持って出発しない。私の興味を引くとか主要関心事、または強烈なイメージで始 まる。それでも問題意識を持つことができるのは、それが本来の位置から絵に移してきたからではないかと思う。これはリチャード・プリンスの再撮影技法が持っている力ともにていると思う。」と自己分析してみせる。
時代の顔を選び取り表現するオ・スジンのまなざしは、驚異的な技術に裏打ちされた描く力と表現力を持ち、観る者を唸らせるのに充分な説得力を持って迫ってくる。
(加藤義夫/OhSuJinカタログより)
カロンズネット
おかけんたブログ
ご掲載ありがとうございます。
2011.2.4.fri-26.sat
ここに並ぶ写真は北海道ニセコで撮影されたものです。
普段皆様がスキー場の広告や雑誌で目にするような「青い空&白いパウダー=爽快感」という典型的なスキー写真とは違い、夜のナイターライド。暗く寒い中でストイックにもくもくと自分の滑りの精度を高めるライダーたちの姿を中心に今まで目にすることがなかった雪山の写真。見慣れない光景は不思議でもあり、宇宙のどこかの様。
昨秋出版された作品集掲載のオリジナルプリントをご紹介させて頂きます。
なんば経済新聞
撮影を始めて30年近くなります。
私の撮る作品の印象は、見たそのもの、というより私の心の目で捉えたもの、と表現した方が近いでしょう。
各地での、真髄を表現した作品を、皆様に観ていただきたく思います。
私は、日本の伝統的美学に興味があり、作品にもその影響があります。
大学で、日本の芸術、映画、俳句を学び、特に、短い言葉で奥深い表現をする俳句からインスピレーションを受けています。
もちろん、自身が俳句の心を理解して表現しているわけではありませんが、私の作品には、俳句の心と類似点がある、と思っています。
様々な写真撮影を試みた結果、15年ほど経ってから、この撮影方法にたどり着きました。
そのとき、この俳句の心に似た美学を、自身が理解したように思います。
私の作品を観ていただくとき、その経験を皆様とシェアできれば幸いです。
デービッド フォコス