Hisaya Taira 平 久弥

Street

 

Exit

Because the exit was found, you must leave. Whatever may be there. . .

 

Stairway

 

Escalator

 

「いかに描くか」「どのような作品とするか」という視点から見れば、彼が実現しようとしてきたものは、「絵画的ではない絵画」である。だが、見た目が「写真的」であるということは、写真をもとに描いた結果そう見えるだけのことであって、その目的ではない。写真を使いながら、「街そのものを描くのではなく、街の姿を通して抽象に行き着くということ、形態を抽象化するのではなく、自己の絵画的意志をなくして徹底的に描き込むこと」で絵画を生み出すのが彼の本意である。そして描き込みを極限にまで突き詰めることで、画家がその場所で抱いた「空虚感」が立ち上がってくるのではないだろうか。写真をもとにしながら、写真には写り込まない自身の感覚を描く。だから平は、写真をそのまま作品として提示することはないし、写真を完全に複写することもないのだ。
(「平久弥が描きだすもの」より:三浦努、鳥取県立博物館美術振興課学芸員)

When we think about Taira’s work from the perspective of in what way one paints and what kind of work one wants to create, what Taira is trying to achieve is “paintings that are not like paintings.” But this does not mean that what looks to the eye like a photograph is intended merely to appear to be a painting based on a photograph. Though he uses photographs, Taira’s true aim “is not to paint the street itself but to use the figure of the street to go to an abstract place, and rather than turn form to abstraction it is to completely negate my own painterly ego and engage in the act of pure painting” By reducing the act of painting to its essence, does not the artist bring out the “void” that envelops his subject? Though working from a photograph, he paints what the photograph does not record: the sensations within himself. So, Taira is neither presenting a photograph as a work of art nor is he creating a perfect copy of a photograph.
(text: Miura Tsutomu, Curator, Tottori Prefectural Museum)


略歴

1960 鳥取県倉吉市生まれ
1984 多摩美術大学油画科卒業
東京在住

個展
2018 “Exploring the Urbanscape and beyond” Anthony Brunelli Fine Arts/ binngamutonn, NY
2016 “on the street”, Yoshiaki Inoue Gallery, 大阪
2013 “Exit”, Yoshiaki Inoue Gallery, 大阪
2011-12 1223現代絵画, 東京
2010 Gallery Hyundai, ソウル
2007 Yoshiaki Inoue Gallery, 大阪(’05)
2002 新生堂, 東京
2001 藍画廊, 東京(’98)
1999 ギャラリー人, 東京

グループ展 他
2014
写真と絵画のシンクロニシティ、Bunkamura Galler、東京
2013
Anthony Brunelli Fine Art、ニューヨーク(’14)
2012
「アジアン リアリズム」Yoshiki Inoue Gallery、大阪/也趣藝廊、台北(’14)
「Photo Reference」Belgrade Cultural Center The Art Gallery、ベオグラード、セルビア
「 国際展-窓の表面2011」雅景錐Gakei Gimlet 、京都
2009
「美術コレクション展Ⅱ−これって絵なの?」香川県立ミュージアム、香川
2007
「東京コンテンポラリーアートフェア2007」東美アートフォーラム(東京美術倶楽部)、東京 (’08)
2006
「Summer Session 2006」Gallery Jin Projects、東京
「The Edge3 絵画の現場から2006」高知県立美術館県民ギャラリー、高知( ’07, ’08)
「第24 回全国絵画公募展IZUBI」 伊東市観光会館、静岡
2004
「現代の表現鳥取vol.2 平 久弥・池本喜巳 -presence- 」鳥取県立博物館、鳥取
2000
「Jin Session Small Works」ギャラリー人、東京 ( ’01)
1999
「TEN」藍画廊、東京
「アクリルアウォード1998」ギャラリーピアザ、東京、他
「水彩展OHARA」大原文化センター、千葉
1997
「第6 回リキテックス・ビエンナーレ」スパイラル、東京(’99, ’03, ’05)

受賞他
2006 第24 回全国絵画公募展「IZUBI」佳作賞受賞
2005 第10 回リキテックス・ビエンナーレ特別賞受賞
2003 第9 回リキテックス・ビエンナーレ奨励賞受賞
1998 アクリルアウォード1998 イラストレーション部門賞受賞
1997 ホルベイン工業よりスカラシップ
1997 第6 回リキテックス・ビエンナーレ奨励賞受賞


Biography

1960 Born in Tottoi Japan(living in Tokyo ’79~)
1984 BA in oil painting at Tama Art University,Tokyo

Solo Exhibition
2018 “Exploring the Urbanscape and beyond” Anthony Brunelli Fine Arts/ Binghamton, NY
2016 “on the street”, Yoshiaki Inoue Gallery, Osaka
2013 “Exit”, Yoshiaki Inoue Gallery, Osaka
2011 “Reflection of the City”, 1223Gendaikaiga, Tokyo
“Fair Picture”, Art Hong Kong ASIA ONE/Yoshiaki Inoue Gallery
2010 “CITY MIND”, Gallery Hyundai, Seoul, Korea
2008 Daimaru Art Gallery, Tokyo
2007 Yoshiaki Inoue Gallery, Osaka
2005 Yoshiaki Inoue Gallery, Osaka

Group Exhibition
2019
“Size Doesn’t Matter: Food for Thought”, Louis K. Meisel Gallery, New York
2017
“Size Doesn’t Matter”, Bernarducci Meisel gallery, New York
2015
“Asian Realism 2”, AKI Gallery,Taiwan Yoshiaki Inoue Gallery,Osaka
2014
“The Synchronicity of Phoyograph and pictures”,Bunkamura Gallery,Tokyo
2013
Anthony Brunelli Fine Arts, New York
2012
“Photo reference”, Belgrade, Serbia
“Asian Realism”, AKI Gallery,Taiwan Yoshiaki Inoue Gallery,Osaka
2011
“Surface of window 2011”, Gakei Gimlet , Kyoto
2009
Kagawa Museum Collection
2008
“Art in Kurayosi 100years”,Kurayoshi Museum,Tottori
“The Edge5-2008”,The Museum of Kochi
2007
“The Edge4-2007”,The Museum of Kochi
2006
“The Edge3-2006”,The Museum of Kochi
Gallery Jin,Tokyo
“The24th IZUBI painting competition”, Ito-City,Shizuoka
2005
“The 10th Liquitex Biennale Exhibition”, won Special Prize
2004
“painting & photography?Presence-“, Tottori Museum
2003
“The 9th Liquitex Biennale Exhibition, won EncouragementPrize


Artist Official Website

https://www.ne.jp/asahi/tir/art/

ロバート・クシュナー「未知の霧の中へ」

Robert Kushner – a mist of unknowing –

Sept 3 – Sept 29, 2018

ロバート・クシュナー/Robert Kushnerは布を主な素材として用い70年代後期にニューヨークで始まった美術造形運動「パターンペインティング」の代表的作家。パターンによる画面の装飾性と共に、布の使用で空間性というもう一つの重要な要素を導入することに成功しています。 その後日本美術の影響を受けた作品を多数制作。「琳派」の装飾性と、マティスに代表されるフォービスム絵画を思わせる自由奔放な描線が独自の境地を感じさせ、西洋と東洋の美意識の融合を見ることができます。 90年頃より「生命」をテーマに主にキャンバスにアクリルで「花」を描いていますが、本展では古い楽譜、19世紀の婦人雑誌、辞書、日本の木版画等をコラージュした紙を用いた草花のドローイングなど、2010年以降の作品を展示いたします。ノスタルジックな素材に浮かぶ花や葉が、私たちを、時代を越えた未知の霧の中へといざないます。

会期:2018年 9月3日(月)~ 9月29日(土)
会場:Yoshiaki Inoue Gallery 2F
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日祝

Akihito Takuma/詫摩昭人 -Lines of Flight SA-KU-RA-

4/15 sat-5/13 sat

Yoshiaki Inoue Galleryでは、4月15(土)より
「 詫摩昭人 Lines of Flight SA-KU-RA 」展を開催いたします。

オープニングでは、 出原均氏をゲストに迎えトークイベントを行います。
皆様ぜひご参加下さい。(事前申込み不要)

15日(土)
17:00-18:00 ギャラリートーク/
ゲスト:出原均(兵庫県立美術館 学芸員)
18:00-19:30 レセプション

吉原通雄/Michio Yoshihara

4/25 mon-5/10 tue

吉原通雄(1933-1996年)は関西学院大学在学中の1954年に結成された前衛美術集団「具体美術協会(具体)」に参加し、
1972年に具体創設者である父吉原治良(1905-1972年)の急逝により同協会が解散するまでその傍らで活動を続けていました。
自身の発表では油彩に灰、コールタールに砂を撒いた絵画や、天井の片隅から大量の紙テープを吊り下げた作品など、多彩な素材を用いて制作を行い、
また、具体が舞台を使った表現をする時などは常に音響を担当するなど、精通分野で積極的に携わり多岐にわたる創作活動を行いました。
今展では吉原通雄が1961年に発表した「砂の山」の再制作作品を添え、具体時代に制作した50号~80号のキャンバス作品を中心にご紹介させて頂きます。

詫摩昭人展/Akihito Takuma -逃走の線-予期せぬ力-

4/11 sat-30 thu

昨年の個展に引き続き、詫摩昭人の新作個展を開催いたします。横幅2mの刷毛を上から下へ一気に走らせ制作する手法はこれまでと同じだが、今回はこれまでにも増して、自身のコンセプトである、”二項対立をすり抜ける”画面となっています。刷毛を走らせることにより現れる傷のようにも見える白い斑点が、白と黒・縦と横・西洋と東洋…の関係をシャッフルする予期せぬ力となって立ち現れてきます。2004年より制作している逃走の線シリーズの繰り返しの作業の中で、管理できないところに美があるというところに行き着いた表現となっている。

オ-プニングレセプション:4月11日17時30分より

詫摩昭人展 -Lines of Flight-

2/7 fri-28 fri

このたびYoshiaki Inoue Galleryでは、
「:詫摩昭人展 -Lines of Flight- 」を開催いたします。

1966年熊本県人吉市生まれ。滋賀大学大学院美術教育修了後、渡欧、シルクロデベラスアルテス(マドリッド)で学ぶ(~94)。1992年より様々な人の行動の記録をキャンバスに記録する「行動表絵画」、1997年には自宅を開放した展覧会(安田早苗と共同)、2004年より2mの刷毛で一気に仕上げる油彩の作品「逃走の線」を発表、現在に至る。個展グループ展多数。2005年兵庫国際絵画コンペティション優秀賞、2011年Saatchi Online SHOWDOWN Finalist。パブリックコレクションには、兵庫県立美術館、色彩美術館、その他。現在、和光大学芸術科准教授を務める。
本展は詫摩氏の当方での初個展で、新作と近作、3メートルを越える大作を含む20点ほどの展示となります。

服部知佳/Chika Hattori – Wakeful night –

4/5 Fri-27 Sat 2F

Yoshiaki Inoue Galleryでは、「服部知佳展 – wakeful night-」を開催いたします。
厳しい自然環境のすべてを受け入れながら、自らを失わず凛と逞しく生きるイキモノたちを題材に、
慈しむよう丹念に塗り重ね、絵具が溶け広がるような描画で表現されています。
大阪での初個展となる今回は40号~80号の作品を中心に約12点ほどご紹介いたします。

平 久弥/Hisaya Taira Exit – New York –

2/22 Fri-3/16 Sat 2F

1960年鳥取県倉吉市生まれ。多摩美術大学卒業。
平久弥は近年地下空間やエスカレーターなどを、自らの写真に忠実に描くフォトリアリズムの手法で制作してきました。
今回はその対象をニューヨークに求め精密に描いた新作を中心にご紹介します。