服部知佳/Chika Hattori – Wakeful night –

4/5 Fri-27 Sat 2F

Yoshiaki Inoue Galleryでは、「服部知佳展 – wakeful night-」を開催いたします。
厳しい自然環境のすべてを受け入れながら、自らを失わず凛と逞しく生きるイキモノたちを題材に、
慈しむよう丹念に塗り重ね、絵具が溶け広がるような描画で表現されています。
大阪での初個展となる今回は40号~80号の作品を中心に約12点ほどご紹介いたします。

舟越桂/Katsura Funakoshi New Prints -mezzotint ’13- & Drawings

4/5 Fri-27 Sat 3F

舟越桂新作版画展を開催いたします。
舟越桂は、彫刻と同じくドローイング、版画も重要な創造の領域と考えています。
1987年のイギリス留学時に制作を始めた版画は、これまでにドライポイント、アクアチント、リトグラフ、木版など
さまざまな技法に挑戦し、彫刻に従属しない自由な表現をつくりだしています。
今回は、初の試みであるメゾチントによる明暗と濃淡に富んだやわらかい階調の表現が特徴的です。
新作7点とドローイング6点も合わせて展示致します。

平 久弥/Hisaya Taira Exit – New York –

2/22 Fri-3/16 Sat 2F

1960年鳥取県倉吉市生まれ。多摩美術大学卒業。
平久弥は近年地下空間やエスカレーターなどを、自らの写真に忠実に描くフォトリアリズムの手法で制作してきました。
今回はその対象をニューヨークに求め精密に描いた新作を中心にご紹介します。

水谷イズル/Izuru Mizutani – Reflection 9.11~3.11 –

10/15 Mon-11/10 Sat 2F,3F

世界を震撼させた9.11アメリカ同時多発テロから既に11年の歳月が流れている。そして昨年3.11 震災と津波、原発事故。世界はめまぐるしく移り変わっている。アートはまるで鏡のように時代を映し出す。
未来は人の心の中から生まれてくるものなのだと思う。アートは人の心に作用する。できればこの先の見えない時代に一筋の希望の光を灯すことができれば幸いだと願っている。

田島弘庸/Hitotsune Tashima – Organic Banana 2012 –

7/7 Sat-28 Sun 3Fgallery space

1969年広島県生まれ。’92年メリーランド美術大学(ボルチモア/アメリカ)大阪府国際交流財団給費留学、’93年大阪芸術大学
陶芸学科卒業。現在、ピーマカレッジ(アリゾナ/アメリカ)陶芸学科 教授。
アメリカ、アリゾナ州で制作を続ける陶芸家。独特の人物陶芸の世界を、人間の本質や自意識をシニカルで戯曲的な手法で作り出す。

<田島コメント>
“Banana People and Black Chocolate Rain”
バナナなど身近な食品をはじめ、暮らしの中にオーガニックやスローライフを取り入れ、このストレス社会を少しでも豊かにしようと生きる現代のバナナピープルたち。
オーガニックのお酒やタバコなど冗談みたいなものまであります。その普通に生きるバナナピープルに忍び寄る黒い心の雨。

-Black Chocolate Rain-
あるものは涼しい顔でよけきれたつもりになり、徐々に侵食されてゆく。
あるものはあまり考えず遊びのつもりで底なしのたまりへ引きずり込まれていく。非常に危険な甘い黒い雨である。

岡本啓/Akira Okamoto -display(机上の空論)-

7/7 Sat-28 Sun

岡本啓(おかもと あきら)
1981年大阪府生まれ。
2004年大阪芸術大学美術学科卒業
カメラで撮ったフィルムからだけではなく、直接手作業でフィルムに模様を描くなど独自の手法で多様な写真作品に取り組んでいる。
今展では、新作”display”を含む約15点を展示。
<岡本コメント>
手に触れられるものが現実だと思っていたけれど、最近はどうやらそうでもないらしい。
幽霊も動物も戦争も月面も、頭の中の信号にしてしまえば全部いっしょくたである。子供の時に読んだ本に、未来の人間の姿として、頭と目のでっかい生き物が描かれていてぞっとしたものであったが、ある部分ではすでにああなっているんじゃないか。
一度、頭の中の世界を外側に出してみる必要がある。

柴田敏雄/Toshio Shibata -WONDERS-

4/6 Fri-28 Sat

柴田は自然の中にある人工物を大型カメラで捉える独自の風景写真を発表している。コンクリートで固められた山肌や大量のコンクリートと鉄骨で作られたダムなど普段は自然の美観を損ねる対象としてしか扱われない風景から意外な美しさを発見し、美しさとは何かを改めて問いかけてくる。
今展のタイトルは「WONDERS」。写真には現実にあるものを撮っても非現実に見えるという側面があり、これもいくつかある柴田のテーマである。
今展ではカラー、モノクロームとも大型写真を中心に15点ほどを展示致します。

ASIAN REALISM

3/8 Wed-28 Tue

「21世紀はアジアの時代」と言われて久しいのですが、この10年で、東アジア内の経済的、文化的結び付きは益々強くなりました。アートマーケットも例外ではありません。東アジア内の主要都市は経済的成長を背景に、独自のアートを発信するようになり、東京・ソウル・台北・香港・上海・北京・シンガポールなどの各都市でアートフェアやアジア作家を紹介する美術展が多く開催され、ますますアートのグローバル化が進んでいます。もはや国境は意味をなしていないという印象すら受けます。今展アジアンリアリズムでは日本、台湾、韓国、中国の現在活躍中の作家たち5人を集め、東アジアの“今”のアートを紹介します。

<出展作家>

Hisaya Taira Japan
Hiroki Yasutomi Japan
Lo Chan Peng Taiwan
Yu Siuan Taiwan
Wang Meng Fei China
Liu Li Yong China
Oh Su Jin Korea

David Fokos – Land scape –

2011.7.6.wed-27.wed

Born: Baltimore, MD. 1960
Lives in San Diego, CA
Education
1979-1984 BS, Cornell University, Ithaca, NY

Collections
Museum of Fine Art, Houston, TX
Museum of Photographic Art, San Diego, CA
Boise Art Museum, Boise, ID
Harry Ransom Museum, Austin, TX
Washington Convention Center Collection
Banana Republic Collection
Microsoft Collection
Fidelity Investments Collection
Ritz Carlton Hotels Collection

Oh Su Jin – Reflection People –

2011.3.11.fri-30.wed

韓国の名門、弘益大学を2009年に卒業した若い画家、 オ・スジンの肖像画は現代的なクローズアップの顔を描いているが、アメリカ現代美術やドイツ写真とはひ と味違った独自な視点を感じさせる。
オ・スジンのモチーフとなる人物は、インターネットや雑誌 から選び出され、本人とは何ら関係のない人たちと聞く。オ・スジンは語る「私は実際には彼らを知らず、彼 らも私を知らない。私たちの間にはマスメディアだけが存在する。だから私の絵は非常に軽い」と。また「私 の絵はどんな問題意識を持って出発しない。私の興味を引くとか主要関心事、または強烈なイメージで始 まる。それでも問題意識を持つことができるのは、それが本来の位置から絵に移してきたからではないかと思う。これはリチャード・プリンスの再撮影技法が持っている力ともにていると思う。」と自己分析してみせる。
時代の顔を選び取り表現するオ・スジンのまなざしは、驚異的な技術に裏打ちされた描く力と表現力を持ち、観る者を唸らせるのに充分な説得力を持って迫ってくる。
(加藤義夫/OhSuJinカタログより)

カロンズネット
おかけんたブログ
ご掲載ありがとうございます。

RIP ZINGER – NIGHT RIDER –

2011.2.4.fri-26.sat

ここに並ぶ写真は北海道ニセコで撮影されたものです。
普段皆様がスキー場の広告や雑誌で目にするような「青い空&白いパウダー=爽快感」という典型的なスキー写真とは違い、夜のナイターライド。暗く寒い中でストイックにもくもくと自分の滑りの精度を高めるライダーたちの姿を中心に今まで目にすることがなかった雪山の写真。見慣れない光景は不思議でもあり、宇宙のどこかの様。

昨秋出版された作品集掲載のオリジナルプリントをご紹介させて頂きます。

なんば経済新聞

藤部恭代/Yasuyo Fujibe – ARABESQUE –

2010.12.4.sat-25.sat

2002年 京都造形芸術大学卒業
2004年 京都造形芸術大学大学院修了
2008年 群馬青年ビエンナーレ奨励賞

2009 Art Fair Tokyo(Tokyo)
KIAF (Seoul) ’10
Art Taipei (Taipei)’10
Art Osaka
2010 Young Art Taipei (Taipei)

昨年からアジアのアートフェアで展開している藤部恭代の初個展

-ブログアップありがとうございます-
・おかけんたブログ
・ex-chamber museum mirror 1(by Mr,makuuchi)

+PLUS Tokyo Contemporary Art Fair

2010.11.19.fri-21.sun

U-die/ユーダイ

1987 Born in Saitama, Japan
2009 Graduated from Musashino Art University

Groupe Show
2009 Joint Graduation Exhibition of 5 Art Universities in Tokyo

作家自身が制作した1冊の漫画本。
ある人物について語られているその漫画を一枚一枚つなげると、その主人公の肖像画が浮かび上がる。
また、各コマをパラパラ漫画で表現すると、主人公が踊りだす映像作品へと変化する。
一つの漫画本から生み出される多様な表現。
初個展をこのアートフェアでご紹介致しました。

+PULS Tokyo Contemporary Art Fair 2010

Hisaya Taira -City Mind- /GALLERY HYUNDAI Gangnam Space

2010.11.11.thuー30.tue

この度、平久弥が韓国の現代画廊にて下記の通り、展覧会を行います。

「Hisaya Taira Solo Exhibition – City Mind – 」

平による無人の風景は、私たちの日常生活から消えてゆく本来の瞬間と、
それを記憶しようとする意志との間の独特な不安感、不思議な力を持っている。
ハイパーリアルな世界は死をさし示す虚栄のような無人の領域である。
私たちのありふれた日常であるにもかかわらず、私たちは依然として平の描く場面に惹きつけられる。忘却と記憶、生と死の間で不安に苛まれながら。
-展覧会カタログより-

GALLERY HYUNDAI
T_82 2 519 0876 | F_82 2 519 0820 | M_ 82 10 3526 0569
640-6 Sinsa-dong Gangnam-gu Seoul 135-896 Korea
http://www.galleryhyundai.com

ロバート・クシュナー/Robert Kushner -New Drawings-

2010.10.9sat.-30 sat.

1949年カリフォルニア州パサデナ生まれ。
布を主な素材として用い70年代後期にニューヨークで始まった美術造形運動「パターンペインティング」の代表的作家。
90年代からは「生命」をテーマに主に「花」を制作。今展では「人物」を中心に、また布ではなく古い楽譜や記事などをコラージュした紙に、独自の自由奔放な描線で描かれた新作ドローイングをご紹介致します。

David Fokos -Land Scape-

撮影を始めて30年近くなります。
私の撮る作品の印象は、見たそのもの、というより私の心の目で捉えたもの、と表現した方が近いでしょう。
各地での、真髄を表現した作品を、皆様に観ていただきたく思います。

私は、日本の伝統的美学に興味があり、作品にもその影響があります。
大学で、日本の芸術、映画、俳句を学び、特に、短い言葉で奥深い表現をする俳句からインスピレーションを受けています。
もちろん、自身が俳句の心を理解して表現しているわけではありませんが、私の作品には、俳句の心と類似点がある、と思っています。

様々な写真撮影を試みた結果、15年ほど経ってから、この撮影方法にたどり着きました。
そのとき、この俳句の心に似た美学を、自身が理解したように思います。

私の作品を観ていただくとき、その経験を皆様とシェアできれば幸いです。

デービッド フォコス

田島弘庸 /Hirotsune Tashima -Organic Banana-

ここ数年来有機農業やオーガニックフードが見直され、生活に取り入れる人たちが増えてきました。だからといって、オーガニックのチョコレートをはじめとするお菓子、缶詰、パックなどの加工食品、果てにはお酒、タバコ、なんて、冗談にしかならない様な物までありますが、あまり神経質になり過ぎて本末転倒になるのもこっけいです。ここにいる人達は栄養価も高く、今ではとても身近な「バナナ」を上手に生活に取り入れる人たちです。彼らこそ今の複雑な世界を少しだけこだわり、そして物事の良い面を見つめながら日々を過ごしている私であり、あなたです.
「揺り籠から墓場まで」の言葉で表されるように、いろんな状態の人々を再現しました。

私の作品は日本やアメリカの社会の風潮を注意深く見て、それを作品に再構成します。鏡を通して再構築されたそれらのものは私の内面を通過し、外面を利用してセルフポートレイトになり、バナナピープルになりました。私が土を練り、たたらを使って何度も焼き上げたバナナピープルは、私達の目から見たこの社会です。

北川宏人 Hiroto Kitagawa – New Work 2010 –

今展では新作6点を含む約10点を展示。
初日から国内外のご来廊ありがとうございました。

89年から08年までの作品を収録したカタログを刊行致しました。
ご希望のかたはお問い合わせください。
HIROTO KITAGAWA 1989-2008
¥3000